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「わかる」と「できる」・定期テスト対策

塾に来てがんばっている子供達は、先生の説明を聞いて、高度な内容にもかかわらず、おそらく全員が、「理解」して帰る。これは、子供達とのやりとりの中から感じることだが、確かに子供達は説明を理解して「わかる」状態になっているのだ。

しかし、確認テストをしてみると、ひどい結果となることが多い。大人は、「わかる」ようになれば「できる」はずだと思いがちだが、これは大人の発想である。つまり、大人は、「わかった事」をうまく使って「できる」ように応用する力をある程度、持っているからだ。しかも、大人だって、実際には満点は取れない。

「わかる」と「できる」は深い関係がありながら、実際には同じ結果にならないことが多い。

人の成長の段階として、学習方法の段階がある。赤ちゃんから幼児の間は「論理思考」が全くできない。小学生ぐらいになると、「論理思考」をするようになっていくが、個人差があり、きわめて貧弱である場合が多い。

高校生ぐらいになるとほとんどの人が論理思考をするようになっている。だから、「わかる」とそれを応用して「できる」ことが多くなっている。大人は、ついつい、小さい子供も同じだと思って論理的に学習指導をしがちであるが、子供が論理思考ができない段階ではこれが全く伝わらない。

さて、中学生という年代が微妙だ。教科書の内容は、相当論理的な内容になっているが、子供はまだまだこの応用力が身についていない。そこで、「わかる」のに「できない」という現象が発生する。また、「わかる」ようになっているかを問う問題も出てくる。

小学生ぐらいの段階では論理思考の構築を目指してはいるが、「わかる」事が十分にできなくても、結果を「暗記」し、何度も「反復」することで、「できる」ようにすることが多い。

そして、この小学生段階では、「できる」ようになってから、「これはそういうことだったのか」と後から「わかる」という手順を踏むことがきわめて多い。

これはこれで一つの方法といえる。中学生なので、「わかる」ようにしてやれば、自然に「できる」ようになるだろうという発想だけで指導するのではなく、まだ未熟なので、それだけではできない分は「反復」させることで、まずは「できる」ようにして、それから「わかる」ようにする事も並行して行われるべきである。

特に、定期テストは、このことを行うために大変好都合だ。「できる」力が求められるとともに、それが、テストに出て「役に立つ」ため、子供達はこのことが大事なんだということについては「わかる」ようになる。

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