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期末テストへ向けて

昨日の授業後、州見台の生徒に学期末テストの目標点を書いてもらいました。
皆それぞれ、前回の中間の点数を踏まえた上での目標を書き込んでいました。その姿を見ながら自分自身、「目標」とは何かについて考えていました。

辞書で調べてみると、「そこに行き着くように、またそこから外れないように目印とするもの。」・「行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準。」と出てきます。

「目標」というものに対する人々の考え方はそれぞれです。「大きく持ったほうがいい!」という意見。「現実的でなければ意味がない。」という意見。大別すればこの二種類ではないでしょうか。どちらも一見良さそうにみえて、それでいてデメリットを孕んでいるような気もします。一体どちらが正しいのでしょうか?

丁度そのような質問を、その時ある生徒にされました。

先ほど書いた「目標」本来の意味からすれば、後者の方が近いのかもしれません。人は目標を大きく持ちすぎた場合、現実感が無くなってしまい、努力の方向を見失ってしまいがちだからです。
しかし私はどちらも間違いではないと思うのです。
なぜなら、人にはそれぞれのペースがあり、また向き不向きがあるからです。

どちらが正しいか(自分に合っているか)なんて、やってみないとわからないのです。
しかしいずれにせよ、「目標」を立てている時点で、君たちは少なくとも今よりは頑張ることができる。その土台はできている。どちらも「そこに向かっていく」という意味では同じなのだから。
というような事を言いました。

もちろん、自己評価の低すぎる生徒に対しては、「もっとやれるだろう。」と目標点数を書き直させましたが。笑