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G・Garcia Marquez

こんにちは! 育志館・加茂校の辻本晃平です。


もうずいぶんと前の話(2014年4月17日なので今日からちょうど2ヶ月近く前)になりますが、ラテンアメリカ文学を代表する大作家、ガブリエル・ガルシア=マルケスが死去しました。

彼の代表作として知られる「百年の孤独」は、出版当時「ソーセージみたいによく売れた」と言われ、その作風からガルシア=マルケスは、“魔術的リアリズム”の旗手として数々の作家に多大な影響を与えました。

ここに、故人のご冥福をお祈りします。


で、私がなぜこの話を持ち出したかというと最近読んだガルシア=マルケスの著書の中にこんなことが書いてあったからです。

“それぞれに違った個性を持ったおもちゃをたくさん用意して、子供をその前に立たせる。その子はおもちゃで遊び始めるけど、最終的にはそのうちの一つを選び取る筈だ。そうして選ばれたおもちゃが、その子の適性と天職を現しているんだ。
ある人の才能が生涯に渡って伸び続けて行く為には色々な条件が必要だが、そうした条件が与えられれば、どうすれば人は幸せに長生きできるかという秘密の一つが明らかになると思うんだけどね。”


塾長挨拶(http://www.ikushikan.com/greeting.htm)にもあるように、「進学の名門・育志館」はその文字の持つ意味が示すように、「志を育てる学びの空間」という意味です。


できることなら私も子供たちに「おもちゃ」で遊ばせてあげたいのですが、学生は―とりわけ塾に来ている生徒たちは―やはり「勉強」もしないといけませんね。


いつか彼らにとって「勉学」そのものが自分にとっての「おもちゃ」であると思える日がくるように、また、教科の勉強のみならず彼らの「志」そのものをも育ててゆけるように、私自身も人として成長すべく、日々精進してゆきたいと思っています。


育志館 加茂校 辻本晃平