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夏期講習会にて

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以前に比べると、教材やその他の道具も進化している。
写真は、夏期講習会の8月授業分の一こまだが、その時、手元にあった資料を、ぱっとスキャンして、白板に表示する。そして、そこにマーカーで書き込みながら説明をする。
 一定の割合で、耳から聞いた言葉を理解することが苦手な子供がいる。そうした子供に、「何行目のなになにが~」とか、「右の方の図を見ると、、」とかプリントを見ながら、説明をしても、ほとんど理解できないだろう。授業そのものも、生徒達は、下を向きっぱなしになる。
 また、つゆくさの花を言葉でどんなに説明しようとも限界があるが、インターネットで画像を検索すればぱっと出る。それを見せる。瞬間に子供達は、つゆくさの花を理解することができる。正に百聞は一見にしかずとはよく言ったものだ。
 授業は生き物であり、予想外の展開は毎回起こりうる。せっかく生まれた学びのきっかけ、つまり、「どうしてだろう」という疑問を生徒が持ったなら、その時、そこに、適切な資料を提供してあげることが大変重要だ。後からでは、効果は半減する。
 そういった意味で、このあたりのツールは、授業に革命を起こしているといえる。先頃、模擬テストの結果が帰ってきたが、初めて受験した生徒をのぞいてみんな、大変成績が向上した。偏差値で10ほど上昇を見せた。
 結果につながっていることを実感して、さらに授業に集中してくれることだろう。