早いもので、もう大学受験はほとんどの学校で後期と国立二次試験を残すのみとなりました。全員の生徒が併願も含めて合格を勝ち取り、浪人をさせることはないだろうと安心していました。
しかし、一人の生徒が浪人を決意したと報告して来ました。
目標としていた第1志望の大学に合格した生徒でした。
その生徒は言います。
「自分の限界に挑戦してみたい」と。
もちろん、この生徒が合格した大学は世間から見れば立派な大学です。わざわざ大変な浪人の道を選ばなくても…と思ってしまいます。
実は、この生徒は今まで大変な入試というものを経験したことがないそうです。この大学受験では、合格して泣きたいと話していました。ですが、そこまでの満足感や達成感はなかったようです。
私たちはこの生徒の意志を尊重し、出来る限りのアドバイスをおくりました。
このような生徒は稀かもしれません。
ですが、生徒は受験において合格だけで満足するものではないのかもしれません。
そんな事を考えさせられました。
浪人の一年は大変厳しいと思いますがこの生徒にとって貴重な一年になることでしょう。
来春、納得して大学に入学する姿を期待しています!!
個別教育ウインゲート 杉嶋
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未承認 | Commented : 2021/06/10 14:48 編集・削除