進学の名門 進学塾の育志館 木津川市・京田辺市

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育志館の高校部は、WINGATEという名の個別教育の塾です。

実は、その「高校部」で学ぶ中学生が数人います。

普段は「高校部」と簡単に呼んでいますが、WINGATEは、

『高校生・中高一貫校の中学生・難関校を目指す中学生専門塾』なんです。

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中高一貫校では、高校入試がありませんので、中学3年生の2学期に入ると

高校の教科書を使って高校内容の授業を実施しているところが大半です。

当然、中学1年からどの教科も進度が速く、とても学習が大変なのですが、

そういった中学生が通える塾が非常に少ないようです。

 

WINGATE高の原スクールには、中高一貫校に通う生徒が

現在、中学生・高校生合計で6名います。

その中には、大和高田市や広陵町、王寺町という遠方から

1時間半もかけて通ってくれている生徒がいます。

 

また、公立の中学に通う中学3年生も苦手科目対策に

週に1回通っています。

 

こういった通常のコースとは別に「短期特訓」というコースもあります。

授業形態は1対2の個別指導で、1コマ70分の授業です。

◆中3生 英数理 短期特訓講座

   私立高校・公立高校入試対策講座で、

   志望校の過去問対策を中心に行います。

   不安のある科目だけを受講できます。他塾に通っていてもOK。

   受講回数・曜日・時間帯も選べます。

◆英検対策 短期特訓講座

   英語検定試験の各級の対策を行います。

   1次試験だけでなく、2次試験対策も受講できます。

   受講回数・曜日・時間帯も選べます。

なども受け付けています。

 

体験授業も随時、受け付けていますので、気軽にお問い合わせください。

<問い合わせ先>

WINGATE高の原スクール

電話 0774-51-1313

 


2014年10月31日  2:12 PM |カテゴリー: 講師ブログ

立松和平の「海の命」が教材として教科書などで取り上げられているのを見かける。
教材として取り上げられる訳なので、ここから何か学び取らなければいけないのだろう。

父親の顔も知らない太一が父親を超える村一番の漁師を目指して成長していく様子が描かれている。父親が海で死んだときはそのもりが瀬の主と思われるクエに刺さっていたという。太一は、父の命を奪ったと思われる瀬の主を殺せば父親を超えると思っている。そして、クライマックスで、太一は瀬の主と思われるクエを目の前にする。そして、太一はクエを殺すことを思いとどまる。

ある授業で、先生が子供達に「どうして、太一はクエを殺さなかったのだろう」と問いかけた。
子供達はいろいろな答えを導き出した。先生は「瀬の主を殺して海が死ねば、漁師である太一も死んでしまうと思うようになったから」という答えを用意していたようだが、「クエが父親だと思ったから」という、答えが子供達から複数出てきた。たしかに、本文にはそのようなことが書かれている。

しかし、先生がある学びを目的として指導をするなら、そうした、先生の意図と異なる答えに生徒を導いたのでは、やはり、授業が成功とはいえない。文学作品を教材とするときに、その作品そのものを学ぶだけではいけない。この作品を通して、その他のいろいろな文学作品を読むのに必要な知識や考え方を学ばなければいけない。教師はその作品固有の表現方法と文章の構造を子供達に詳細に教える。しかし、それだけでは、子供達は他の作品を読むときにどうすればいいのか分かるようにはならないのだ。

ここでは、太一の成長が描かれているのだから、表現の変化に注目していくようにする。その変化が主人公の成長と重なるということに気づかせてあげるようにした方が、他の文学作品を読むときにも応用が利くだろう。そして、私たちは、子供達をそこへ連れて行くように、自分自身の授業を見つめ直すのだ。


  1:04 AM |カテゴリー: 講師ブログ

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