記事一覧

経験値

いくつかの学校は、もう一学期中間テストを終えました。
テスト後の生徒たちは皆、その出来に一喜一憂しているようでした。

中でも、僕は1人の生徒の様子がとても印象的でした。

「なんであんなミスしてもうてん!これで100点が無くなった!」

どうやら、「この記述があっていれば◯を、間違いであればその箇所を直しなさい。」という問題で、間違っている箇所を直さずに×だけを書く、というミスをしてしまったようなのです。

本人はそれはもう悔しがり、そして自分に苛立っていました。隣の席の生徒が慰めるほどに…。(笑)


いえ、笑い事ではありません。実はその光景を見て、僕はとても感心したのです。

確かにミスは良くないことですね。しかしテストに限らず、ミスはいつ誰にでも起こりうること。
当たり前のことを言いますが、その時に「しょうがない」と思うか、「悔しい」と思うかでは、その後の自分の成長度合いは大きく違ってきます。

彼のように、心の底から「悔しがる」ことができれば、今回のミスも、彼の次なる試練への「経験値」と捉えることが出来るのではないでしょうか?


「次のテストでは、もうケアレスミスはするんじゃないぞ。」と、僕が彼に言う必要もなさそうですね。

中間テストの準備は進んでいますか?

WINGATE(高校部)では、5月11日(日)に
中間テスト対策学習会を実施しました。

午前の部も午後の部もほぼ満席状態。
塾生ではないお友達を連れて参加してくれた人もいました。
参加者たちの集中した学習態度がとても印象に残っています。

この1学期の中間テスト、特に高校1年生にとっては
高校での初めての定期テストということで、
皆、不安がとても大きいようです。
でも、あれこれ考えず、
精一杯準備をして臨めばいいのです。

高の原スクールでは、5月20日から30日までの間、
授業開始時間を早め12:50~となります。
自習室も12:30~利用できますので、次の日のテストの準備に来て下さい。

あなたの精一杯の準備をしっかりサポートします。
塾生だけでなく、他塾に通っている人もOKですよ。

お問い合わせは
TEL:0774-51-1313 WINGATE高の原スクール

褒めるな

 今日、授業終了時に、生徒はテスト対策のプリントを受け取ったものから帰ることになった。そして、私が、複写機で複写しているところへ、数名の生徒がプリントを受け取りに来た。

 プリントを受け取ったら、すぐに帰れるわけだからみんなが早く受け取って帰りたい状況だ。真っ先にプリントを取りに来た元気な男の子が、プリントを受け取った。すると、その男の子は、後ろに並んでいる女子生徒を見て、はい、とそれをわたしたのだ。もちろん、その女子生徒は、「ありがとう」と礼を言い、帰って行った。

 次々複写されてくるプリントを、出てくる度にはじめの男の子に渡したが、彼は並んでいた生徒みんなに渡るまでそれを1枚1枚渡していった。

 このことにより、渡された子供は得した気持ちになり、渡した子供は感謝され、何よりも、コミュニケーションが生まれた。

 この様子を見ていた私はすかさず、「なかなかやるなぁ」と声をかけた。そして、男子生徒はにこにこと照れ笑いをしながら素直に喜ぶ様子を見せた。きっとこの男の子はこれからも、こうした行動をとっていくことになるだろう。

 このように「褒める」ことが子供に教育的指導を与えるようになるといえる。しかし、事の本質は違う。私のこの行為は単に「褒めた」のではなく、男子生徒の行為を「認めた」上で、「私が」感心し、喜んだのである。つまり、「認める」「自分の思いを言葉にした」が本質である。

 例を挙げよう。いつもクラスでトップの点数をとる生徒がいたとして、いつも、最下位争いをしている生徒がいたとする。いつものように、トップの生徒が満点を取ったとする。そして、最下位争いの生徒が、トップの生徒に、「おまえはかしこいからな」と言ったとする。つまり、「褒めた」わけだ。しかし、この褒め言葉は、トップの生徒には果たしてプラスの言葉として響くだろうか。「おまえかしこいよな、今度勉強教えてくれよな」と言った場合と比べてみよう。

 最近、大きな被害を伴う大型船の事故があったが、その船を運用している会社のマネジメントは安全面においてひどいものであったことが報道されている。「だけど、たいへん会社は儲かっていますよね。」「そのおかげで国の経済はプラスに働いていますよね。」と褒めたとしたらどうだろう。

 「褒める」ということが、教育的指導で重要なキーワードになることはその通りだが、本質はもっと別のところにあるのだ。

 こうした本質を、運良く学ぶ機会があった。かつて、私教育の業界に、教育コーチングというものを奨励した人物がいる。現在では当たり前となった、「個別指導」の事業化におそらく初めて成し遂げた久保田邦義氏だ。彼の下に数年いたことがある。当時、教育コーチングという言葉すらなかった。コーチングはアメリカを中心とする欧米の会社内の人材教育の手段として、確立され始めていた。久保田氏は、これを教育的指導に応用することを考え、業界に訴えた。教育コーチングというネーミングも私の認識では彼が名付けたものであると思う。

 現場にいた私自身が、理解できずにいたこの、「教育コーチング」は、業界でも当初は本格的に受け入れられることはなかった。しかし、佐々木喜一氏が久保田氏の話に耳を傾けた。佐々木氏と久保田氏の会談に何度か同席したこともある。そして、現在佐々木氏が率いる成基コミュニティーの教育の柱の一つとなっている。

 話はそれたが、こうした、知られない人々の努力と功績があって、教育コーチングは育ってきた。

 「褒める」にこだわるのでなく、指導者は、「I・アイ」が主語となるメッセージを伝えるようにしよう。これが、教育コーチングで言うところの「アイ・メッセージ」だ。

 「おまえは頑張ったね」は「おまえが頑張って私はうれしい」とした方が効果的なのだ。また、けなすにしても、
「おまえがちゃんとしない」ではなく「おまえがちゃんとしたら素敵だと思う」とした方が効果的なのだ。

文字通り「褒める」だけではない、プロとしての奥深いところを更に追求していきたいと思う。

==PR==
育志館加茂スクール
泉川中学・笠置中学の子供達が、日々、テスト対策にがんばっています。
お問い合わせ
電話 0774ー76-0151

posting

ファイル 311-1.jpgファイル 311-2.jpg

こんにちは 育志館・加茂校の辻本晃平です

育志館・加茂校は新規校舎ということもあり、授業のない昼間のうちは宣伝活動も力を入れて行っております!ポスティング、いわゆるチラシ配りですね。もうすでにご覧になったご家庭もあるかとは思いますが、写真のようなチラシを各ご家庭に配らせていただいております。


今現在まだ全体の生徒数が少ないということもあり、毎日授業前大体2,3時間ぐらいかけてくまなく加茂の住宅街を歩き回らせていただいているのですが、いかんせんいつも一人で行っているもので、やはりあまり効率よくいきません。土地柄、徒歩ですとそもそも集落までたどり着くのに時間がかかるということもありますし、また一人ではどうしても一度に持って行ける紙の枚数も限られてくるので-誠に申し訳ないとは思うのですが-配れたところと配れなかったところというのがでてきてしまいます。あと、ここ最近晴れの日と雨の日がほとんど交互に続いているように感じているのですが、突然雨に遭ったりすると紙が全て台無しになってしまいますので、長時間の屋外での作業にはこうした天気の問題も、大げさではなくやはり軽視できません。


個人的に足を使っての地道な作業というのは、どちらかというと私の性に合ってはいるのですが、とにかく今はなんでも「ペーパー・レス」の時代ですよね。(やれやれ)


というわけで、(もちろん上記のような実際的な理由もありますが)この場を借りてチラシと同じものを写真でアップさせていただきますので、まだご覧になっていない方はもちろん、また、すでにご覧になった方にも、是非今一度目を通していただければと思います。


育志館・加茂校では4月に引き続き「フルマーク講座」という講座を開講しております。

この講座では先着10名までなんと「無料」という形で、今の時期は主に学校の中間テスト前の対策をします。
チラシのみご覧になった方は、一見どこか胡散臭いところがあると思われるかもしれませんが、これで教師はいたって真剣なので、お気軽に是非一度、講座の詳細についてお問い合わせください。

受講料免除は「先着順」となっておりますのでので、どうぞお早めに。

進学の名門 育志館 加茂校
(0774―76―0151)

育志館 加茂校 辻本晃平

6月1日(日) 日本をテストします。

ファイル 310-1.jpg

6月1日(日)、テレビCMでおなじみの「全国統一小学生テスト」が行われます。
育志館州見台スクールは、その受験会場になっています。
(育志館光台スクール・加茂スクールでは実施しません。)

全国統一小学生テストとは、小学生が全国のライバルとの競争の中で自分自身と向き合い、努力をする原点として、多くのご父母、お子様から賛同を得ている全国最大の小学生テストです。
前回は、全国122,981人の小学生が挑戦しました。(2013年11月3日に実施)

◆試験日:2014年6月1日(日)
◆受験料:無料
◆対象:小学2・3・4・5・6年生
◆受験科目:2・3年生は算数・国語の2科目
4・5・6年生は算・国・理・社の4科目、算・国・理の3科目、算・国の2科目のいずれか
◆開始時間:午前9時開始(終了時間は、学年・受験科目数によって異なります。)
◆出題範囲:各学年1学期までの教科書の内容+応用力(中学受験の内容も含む)
◆試験形式:マークシート形式(2年生は記述式)
※2・3年生は60%、4・5・6年生は55%が平均点となるような問題になっています。
◆申し込み:四谷大塚のホームページから申込できます。(携帯電話・スマートフォンも可)
また、育志館州見台スクールにある「申込書」でも申込できます。
※詳しくは、四谷大塚のホームページをご覧ください。
http://www.yotsuyaotsuka.com/toitsutest/
または、育志館州見台スクールにお問い合わせください。(0774-75-2877)

たくさんの小学生のみなさんの受験をお待ちしております。

州見台スクール 岸本

読書をする意味

「小説家は、嘘で真実を語る。」

ある映画に出てくる、僕の大好きな言葉です。


小説は殆どがフィクションです。フィクションになぜ人々は心を揺さぶられるのか。

小説や映画は、たとえ作り話でも、そのときどきの時代背景や人々の暮らしをうつしだすものであったり、「人」そのものの真理をうつしだすものであるのだと僕は思います。


そういう部分に、人々は様々な感情を掻き立てられるのではないでしょうか?


僕は今、育志館で国語を教えていますが、やはり子供たちには読書をすることを勧めます。
話の読解力アップにつながるのは勿論のこと、自分や他人、言ってしまえば「人」を学ぶことにもかなり役立つからです。

ただ嘘を語って、人を傷付ける大人にはなって欲しくないものです。

実は、冒頭の言葉は完全なものではありません。

正確には、
「政治家は真実のように嘘を語り、小説家は嘘で真実を語る。」です。

一般の方対象の講座開講

WINGATE(高校部)では、

一般の方を対象にした講座を5月より開講します。

◆トラベル英会話

 海外旅行のよくある場面を想定して、ふさわしい英語表現を学びます。
ちょっとしたトラブルまで英語で対応できるようになれれば安心して
旅行を楽しめますよね。そして、発音も良くなれば、さらに自信が持て
るようになりますよ。英語が全くできない方でも大丈夫です!
少人数クラスで実施します。

実施日は5月26日から毎週月曜午後2時~3時30分(90分)。
全8回 16,000円(税別)の講座です。

◆映画・ドラマで学ぶ英語

映画やドラマは、「生きた英語」を学ぶ最良の教材です。
「生きた英語」イコール「使える英語」です。いつかは映画やドラマを
字幕なしで楽しみたいという方に特におすすめです。
中学1年の英語がだいたいわかる人なら大丈夫ですよ。
少人数クラスで実施します。

実施日は5月30日から毎週金曜午後2時~3時30分(90分)。
全8回 16,000円(税別)の講座です。

◆趣味としての翻訳

絵本、雑誌、映画字幕、歌詞などを気軽に翻訳をして楽しむ講座です。
翻訳を通して英語や日本語そしてその文化全般までを学習します。
辞書が引ければ、初心者でも大丈夫です。少人数クラスで実施します。

実施日は5月28日から毎週水曜午後2時~3時30分(90分)。
全8回 16,000円(税別)の講座です。


いずれの講座も年齢や現在の英語力は問いません。
「興味がある」「やってみたい」
それだけで十分です。
まずは気楽に英語を楽しみましょう!!
初心者、主婦の方、大歓迎です。

<おトクな家族割引>
お子様がWINGATE、育志館に在籍中、もしくは、卒業生
(1年以上在籍)である場合、16,000円→12,000円(税別)


※いずれの講座も「高の原スクール」でのみ開講です。
※今回は第1期としての開講で、第2期は9月初旬開講予定です。

詳細のお問い合わせ・お申込は

WINGATE事務局 0774-51-1313 まで
           16:00~22:00(日曜除く)

ゆとり教育は間違いだったのか

 小学校5年生になって、そろそろ、塾に行かせて厳しく学習指導をさせよう。と考えるご家庭は多いようだ。小学校5年生になると急に入塾希望者が増える。これは、算数の指導が出来なくなるという、親御様のアンケート調査の結果と一致する学年だ。

 そして、この学年の後半に「分数の加減」、「円」、「割合」という算数の要ともいえる単元が目につく。ここでは、「円」に注目してみよう。

 あまりよくわかっていない評論家が「『ゆとり教育』では、円周率を3.14 ではなく、3.1 で計算させるから学力低下だ」などと説明するが、円周率の値など、学習の本質からすれば3.1 どころか3 で十分だ。なぜなら、この単元では、相似な図形の対応する部分の長さ比が一定であることが初めて登場し、このことを自然に身につけることが最大のポイントだからだ。

 相似な図形は、6年生で学ぶ。しかしその本質をつかむには、この円という単元で、その感覚をつかんでいることが重要なのだ。

 すべての円は相似である。そして、すべての円の円周は直径に対して一定の倍率になっている。すなわちこの倍率が「円周率」である。だから、直径 ×「円周率」で円周が求められる。

 どうして直径×円周率で円周が求められるのですかという疑問に自分で答えを見つけられずに質問するなどは日本の得点結果主義教育の最大の問題だ。こうした疑問を持つことすらさせない日本の教育はいったい何なんだろうとさえ思う。

皆さん、あるいは、お子様たちが通う学校や塾の先生はこうした奥深いところをわかって指導をしているだろうか。塾なんてどこでもいいという考えは間違いであると私は思う。

 こうした点数に関係ないところこそ、子供の将来の人格形成に見えない大きな差となって出てくる。東大へ合格したけれどその知識が役立てられないなんてことにならないことを祈るばかりだ。

 もちろん子供たちにこんな難しい話はしない。しかし、円周率の本質が自然に身につくように指導する。これが我々プロなのだ。

 振り返って、「ゆとり教育」も決してでたらめであったわけではない。むしろ理想が高すぎて、教師が理解できず、実行できなかったということの方が本質ではないだろうか。ゆとり教育の理念が間違いだったとういうわけではない。ゆとり教育は不十分な面があり、成功に至らなかったのだ。

おまけ。ネーミングは悪いと思う。「ゆとり」ではなく「ゆるみ」になってしまった。

PR
育志館加茂スクールでは、申し込み先着10名無料で、5月10日と17日テスト対策授業を行う。
すぐ。お問い合わせください。

Time flies

こんにちは! 育志館加茂校の辻本晃平です。

月日が経つのは早いもので(と、ほとんど毎回のように言っているような気がしますが)もう5月ですね。いや、実際早いものです。


今回のブログのタイトルに使っていますが、英語には“time flies”という慣用句があります。これは日本語に直訳すると「時間が飛ぶ」ということになりますが、このままだとやはりちょっと不自然ですよね。でも意味は何となく想像はつくのではないでしょうか?


実は日本語にもこの“time flies”と似たような意味のことわざがあります。それは「光陰矢の如し」という言葉です。もちろん私が言うまでもなくすでにご存じの方もたくさんいらっしゃるでしょうが、すなわち“time flies”という慣用句も「時は早く過ぎ去る」ということを言いたいときに使われます。
とりわけネイティブの外国人が会話などでこの慣用句を使うときは、「知らない間に時間が経っていてビックリした」というようなニュアンスを表現したいときに使われることが多いです。
How time flies! (時がたつのは何て早いのだろう!)などという感じです。


さて、ゴールデンウィークが終わりました。先月から新生活に慣れるために日々バタバタしていたので、4月はあっという間に終わってしまったと感じている生徒も少なくないのではないでしょうか。このゴールデンウィークはきっとそんな忙しい日々のいいリフレッシュになったのではないかと思います。


しかしいよいよ、中間テストも目前です。休息や遊びはもちろん大事ですが、勉強をおろそかにしてはいけません。何事であれ、やはり大事なのは「切り替え」ですね。

リフレッシュした体と頭でこれからきちんとテスト対策をしてゆきましょう!

もちろん中には「いや、ゴールデンウィークだからこそ普段以上にしっかり勉強したよ!」という勉強熱心な生徒さんもいるかとは思いますが、そんな人たちはどうか肝心のテスト直前にエネルギーが切れてしまわないように注意してくださいね。


How time flies!


育志館 加茂校 辻本晃平

中間テスト対策学習会 無料開放

高校部 WINGATEよりお知らせです。

5月11日(日)高の原スクールにて

中間テスト学習会を無料開放します。

午前の部 9:00~12:00
午後の部 1:00~4:00

対象は高校生です。他の塾に通っていても全然かまいません。

WINGATEに入塾する意思がなくても全くかまいません。

大切な中間テスト勉強に来ていただくのですから、そのような時に入塾の勧誘もしません。

少しでも中間テストでいい点数を取りたい人たちに来てもらいたいのです。

ぜひお友達と一緒にどうぞ。

WINGATE高の原スクールは小さな塾です。

席数に限りがあります。

先着順に予約申込を受け付けします。
予約なしの当日参加は、お断りする場合がありますので、ご了承ください。

また定員になり次第締め切らせていただきます。

ご予約は、電話かメールで。(TEL:0774-51-1313 MAIL:wingate.takanohara@gmail.com)

ページ移動

  • 前のページ
  • 次のページ
Links:超スーパーコピー時計,タグホイヤー スーパーコピー,ウブロコピー