Greeting

塾長挨拶

子どもたちの「志」を育む
2002年度より実施された学習指導要領による教育は、公立の小・中・高校が完全週5日制に移行し授業時間数が少なくなったことも加わって、「公立の学校教育」への不安を高める結果となり、そしてそれが現実化してしまったと言えます。そこで“脱ゆとり教育”のかけ声の下、小学校は2011年度、中学校は2012年度から改訂された学習指導要領による教育が展開されています。
 学習指導要領の改訂は、これらの「学力や公立の学校教育への不安」を取り除くためのもので、ねらいは「確かな学力」の育成にあると言えます。では、「確かな学力」を育成するために、学習指導要領はどのように進化したのでしょうか。ひとつは、削減したものを元に戻すなど学習する内容を増やすこと、そしてもうひとつは、授業の時間数を増やすことです。
  学習内容を増やし、授業時間数を増やすことが、学力アップにつながると短絡的に考えることは非常に危険ですが、日本の教育はまさに子どもたちの「学力再生」に向けてリセットボタンが押されたところなのです。
「進学の名門 育志館」、文字の持つ意味が示すように、「志を育てる学びの空間」という意味です。「志」とは、自分が何をやりたいのかを自覚し、それを世のため人のために尽くしてその意志を常に明確に固持し、実践に従い揺るがない信念を醸成していくことだと考えます。
幕末期の越前国福井藩士・橋本左内は「啓発録」の中で、志が立つ時をおよそ以下の4つに分類しています。
1)読書をしていて,昔の人物のことを知り、「自分もそのような人物になろう」と思ったとき
2)講師等から何かモノスゴイ話を聞いた結果自分にやる気が起こったとき
3)何らかの理由で自分がピンチに立ったとき
4)自分が何かに強く感動したとき
 育志館は、先述のようなことを常に意識できる場を塾生に提供したく思います。自分の将来像・進むべき道が認識されたならば、自ずと今、自分がすべきこと、しておかなくてはならないことが自覚でき、さらには「なぜ今勉強しているのか」その意味も明確になり、自らの意志で行動できる人となれるはずです。また、人の能力差は、上下の数パーセントを除けば、大差が無いように思えます。ならば、人の差とはまさに、志の差とも考えられるわけです。
  近年叫ばれ続けております「学力低下」の問題、その原因を考えます時、当然のことながら「ゆとり教育」による知識量の不足から生じる発展的思考能力の低下を挙げることができますが、それ以上に深刻な原因は、“時間の管理ができない、他人の話が聞けない、家庭学習ができない、忘れ物が多い、整理整頓ができない、すぐに面倒くさがる…”といった基本的な生活態度にかかわる能力すなわち「基本的生活能力」の低下によるものであると実感しています。
  この問題も、今、自分がすべきこと、しておかなくてはならないことが自覚できたならば、自ずと解消されるものと考えます。そして、開校以来テーマとして掲げてきました「今の自分に勝てる塾」としての存在をも確立できるものと信じます。
  大仰に言わせていただくならば、育志館は、生徒一人一人が自分の使命を考え、それを問える場でありたいと考えます。そして「こころざし教育」のパイオニアでありたいと思います。我々講師も、高き理想と熱き想いで生徒達にとことん向き合い、学習塾の第一義であります、「最適な進路の保証」の追求に全力で邁進したく思います。どうぞご期待ください。
塾長 光田 浩之

推薦のことば

recommendation

 私と光田塾長の出会いは、20年も前のことになるでしょうか。当時光田氏は開智義塾の塾長、私は奈良県屈指の進学塾の塾長として、互いに意識しあいながら京都と奈良の県境で生徒たちの学力アップに切磋琢磨しておりました。その当時、聞こえてくる噂は、「京都府南部に光田英語あり!、五ツ木模試で驚く平均偏差を出す塾がある。」・・・
 光田氏の学習指導者としての実力は世間が認めるとおりです。また、塾人としても幅広い人脈を持ち、彼を慕う若手の塾人も多く、また、教え子達も自分たちのことを「光田チルドレン」と言って憚らない、人間としての魅力も大いに持ち合わせている人物です。彼の生徒第一主義、そして教育にかける熱い想いは業界一と言っても過言ではありません。光田氏が新しく塾を創設したと聞き、私も何らかのカタチで力添えをしたく、応援させていただいています。「進学の名門 育志館」、光田氏が目指す教育の在り方を象徴するいい名前です。みなさん、塾人として王道を歩む光田氏に任せておけば大丈夫!。育志館がどのように大きく発展していくのか楽しみでなりません。

上本 佳昭 某大手塾元代表

学生の頃より、カリスマ講師そしてリーダーシップに長けた経営者として活躍。奈良県屈指の進学塾を創り上げた奈良県の塾業界をリードしてきた塾人である。

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