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速さ

小学6年生の算数に「速さ」の単元がありますが、苦手としている生徒が数多くいます。6年生だけでなく、中学生にもいます。

「速さ」の基本的な公式は、「速さ=道のり÷時間」「時間=道のり÷速さ」「道のり=速さ×時間」の3つですが、問題によって割り算なのか掛け算なのかを使い分けなければならない、というのが難しいのでしょうか?
あるいは、「時速」「分速」「秒速」など単位がいろいろあって、ややこしいからなのでしょうか?

私は「速さ」の問題を教えるときには、必ず「意味を考えなさい」と言います。
たとえば、「時速60km」という速さは「1時間で60kmを進むような速さ」という意味です。
これが分かっていれば、「時速60kmで3時間走ると、何km進みますか。」という問題に対し、とりあえず割り算してみて「60÷3=20 20km」などという間違いはしないはずです。
もしこのように割り算をしてしまっても、「1時間で60km進むのに、3時間で20kmしか進まないのはおかしい」と少し考えれば分かるはずです。

今日の授業中、速さの問題をしているときに、ある生徒が「歩く速さが“秒速8m”ってどうなんかな?」と言ってきました。
「計算して出てきた答えが、問題に合うのかどうか考えなさい」といつも言っているので、それが身についてきたな、と思いました。
「時速になおしてみたら?」と返すと、すぐにはなおせなかったので、
「秒速8mを分速になおすと・・・」「8×60=480やから、分速480m」
「分速480mを時速になおすと・・・」「480×60=28800 時速28800m」
「mをkmになおすと・・・」「時速28.8km」
というように、考えてもらいました。
「人が普通に歩く速さを“時速4km”と考えると、これはどう?」「速すぎる」と間違っていたことに気付いてくれました。

算数・数学には、いろいろな問題が出てきますが、やはりしっかりとその意味を考える必要があります。
意味をしっかりと考えれば、どんな式を立てればよいのか(掛け算なのか割り算なのか…)、何をすればよいのか、どの公式・考え方を利用すればよいのか、などが分かってきます。

よく「算数や数学で習うことなんて、将来何の役にも立たない。」と言う人がいます。
私は、算数・数学は「考える力を養う教科」だと思っています。
問題に応じて、今までに習ったさまざまな計算方法、考え方、公式などからどれが最適なのかをしっかりと考えて選び、それを利用して解いていく。答えが出なければ、別の方法を考え、また解いていく。
将来、仕事や日常生活の中で、何か「問題」が起きたときに、どうすれば解決できるのかと考えるときに、算数・数学で養われた力が必要になってくると思います。
算数・数学の問題を、あまり考えもせず「分からん!」と放り出したり、適当に答えを書いてしまうことは、人間関係で何か「問題」が起こったときに、その関係どのように修復しようか考えもせず、「関係を切る」あるいは「その人を殺す」ということにつながるのではないでしょうか?
(かなり極端な例ですが・・・)

今日の算数の授業の最後に「時速60kmで30分走ると、何km進む?」と質問すると・・・
「1800km」「2km」などという答えが・・・

もっともっと「考える力」をつけていく必要があります。

岸本

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